シロマジン粒2%「フジタ」/ シロマジン液10%「フジタ」
- 粒剤と液剤の使い分けを教えてください。
- 粒剤は水分の多い場所にはそのまま散布できるため、水分含量が多い糞の上などに、液剤は溶解する手間がなく隅々まで散布できるため、乾燥している場所や糞の下層部に潜りあまり活発に動かないヒメイエバエのように標的となるウジが表面にいない場合に効果的です。
- どのような場所に撒くのが効果的ですか?
- ハエの発生源になりそうな飼料残渣や糞が残るような場所に、ハエ成虫発生時期の2~3週間前から散布してください。
畜種や畜舎の構造によってハエの発生源は異なりますので、発生場所を把握して対策してください。
(発生場所例)
鶏舎:[低床式]床の糞・スノコ・糞ベルト [高床式]糞板・梁など
豚舎:スノコの下・給餌器や飲水器の周辺・堆肥舎など
牛舎:子牛用のパドック・牛房のマットの下・敷料の下・バーンクリーナー・給餌器や飲水器の周辺・堆肥舎など
- 搾乳牛の牛舎に使用しても問題ないですか?
- 搾乳牛の牛舎使用に関する禁止事項はありませんが、薬剤が畜体に直接かからないようご注意ください。
また、液剤や粒剤がかかったエサや水等を牛が摂食・飲水しないようにしてください。
- どのように殺虫するのですか?
- ハエ幼虫がシロマジンを経口摂取すると外皮のクチクラが硬化し、幼虫が動いた時に外皮が破れて死滅します。
- 希釈液を作り置きしたいのですが、安定性はどのくらい持続しますか?
- シロマジンは希釈すると不安定となりますので、その都度必要量の調製をお願いします。
また、直射日光の下に放置しないようお願いします。
- 未開封時、開封時の有効期間を教えてください。
- 未開封時は液剤・粒剤ともに3年間です。開封後は確実に密閉した上で、可能な限り速やかにご使用ください。
- 散布量について教えてください。
- シロマジン液10%「フジタ」の散布量は以下のとおりです。
畜・鶏舎床面積 1 m2 に対し、本剤 5.0 mL (原体量 0.5 g) を 100 ~ 400 mL あるいは 1000 mL の水に溶かした水溶液を畜・鶏糞上に適宜散布する。
シロマジン粒2%「フジタ」の散布量は以下のとおりです。
畜・鶏舎床面積 1 m2 に対し、本剤 25 g (原体量 0.5 g) を顆粒のまま、又は、100 ~ 400 mL あるいは 1000 mL の水に溶かした水溶液を畜・鶏糞上に適宜散布する。