パンパックス100/200
- 畜舎消毒と畜体噴霧の場合の希釈倍率を教えてください。
- 畜・鶏舎消毒時は、有効成分として0.005~0.02%(パンパックス100では500~2000倍に希釈、パンパックス200では1000~4000倍に希釈)となるよう、水又は温湯で希釈してください。
畜・鶏舎の不純物・汚物はできるだけ清掃し、除去した後に使用することで消毒効果が高まります。
畜・鶏体噴霧は有効成分として0.005~0.02%となる水溶液を畜・鶏体に直接噴霧してください。
(パンパックス100、パンパックス200で希釈倍率が異なります。各規格の早見表をご参照ください。)
- 希釈してからどのくらい使用できますか?
- 希釈後は速やかにご使用ください。その都度必要量の調製をお願いします。
沈殿を形成する可能性があるため、希釈時は水道水をご使用ください。
- 紫外線や高温下で効果が低減する可能性はありますか?
- 極端に紫外線や高温下で不安定な製剤ではありませんが、本製剤には主成分である塩化ジデシルジメチルアンモニウム以外にも副原料として溶剤も含まれるため、揮発、分解等により効果が減弱する可能性があります。
本剤は直射日光及び高温を避けて保管してください。
- 搾乳牛に使用しても問題ありませんか?
- 乳房・乳頭にも使用できますが、薬液が付着した状態で搾乳した場合、生乳中に混入する可能性がありますので、搾乳直前の乳房・乳頭の消毒は避けてください。
また、搾乳器具等についても消毒後は水で十分に洗浄し、牛乳中に薬剤が混入しないように注意してください。
- 使用禁止期間を教えてください。また飲水投与した場合の卵の休薬期間はどのくらいですか?
- 本剤を畜・鶏体への直接噴霧に用いた場合、下記の期間は食用に供する目的で出荷等を行わないでください。
牛 : 5日間、豚 : 5日間、鶏 : 3日間、馬 : 5日間、緬・山羊 : 5日間
また鶏のみ、伝染病発生時に飲水への添加が認められております。
卵への使用禁止期間の記載はありませんが、本剤を飲水添加により使用する場合は「使用基準」に準じて下記使用禁止期間をご考慮ください。
鶏:食用に供するためにと殺する前 5 日間
- 発泡や煙霧させて使用することはできますか?
残念ながらパンパックス100及びパンパックス200は発泡や煙霧が可能な消毒薬とは異なります。
承認上、推奨できません。
- 廃棄方法を教えてください。
- 廃棄する際は環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従って処分してください。